大学教育にかかる費用

大学4年間にかかる費用は国公立や私大によってまちまちです。


例えば、東京大学の場合、現在のところは理系、文系に関係なく、入学金が28万円程度、毎年の授業料が53万円程度ですので、4年間の合計で約250万円程度がかかります。

国公立大学の例

 東京大学・各学部
 総額:約250万円

国公立大学の法人化により、各大学で多少の差が出てきてはおりますが、国公立大学の学費は基本的にほぼ一律になっています。


一方、私立大学は各大学での差が大きく、慶応大学の文系・法学部を例にしますと、入学金で20万円程度、授業料+その他で毎年107万円程度がかかりますので、4年間での合計は約450万円程度となっています。

私立・文系の例

 慶応大学・法学部
 総額:約450万円


さらに、私立・医科大学の場合、2012年度の帝京大学・医学部を例にしますと、初年度が1420万円程度、2年目以降でも毎年700万円程度がかかりますので、6年間の合計では4900万円程度の費用がかかることになります。

私立・医学部の例

 帝京大学・医学部(2012年度)
 総額:約4900万円

ただし、こちらの帝京大学の場合、2014年度からは大幅な減額が予定されていますので、詳細は公式サイトの方にてご確認ください。


このほかにも、一人暮らしの場合は生活費もかかりますし、サークルなどでのキャンパスライフをエンジョイしたり、あるいは留年した場合などはさらに高額な費用がかかります。

これらの学費は、できればご両親が学資保険や貯金でこつこつ積み立てたり、あるいは教育ローンを組むなどして、学生本人には負担のかからないようにするのが望ましいです。

けれども、家庭の事情が厳しい場合には、奨学金を申し込むなり、バイトをするなり、あるいは学生ローンを利用するなりして、総合的に考えることをおすすめします。

高額な学費については奨学金や教育ローンを利用するようにし、学生ローンについては、サークル活動や生活費に不足が生じた際などのちょっとした出費などに利用するとよいでしょう。