〜 教育ローンは保護者が対象 〜
“教育ローン”は借り入れ可能額が高額になります。 例えば、国の教育ローンは学生・生徒一人につき300万円までの融資となっていますが、一般的な学生ローンの限度額が50万円であることを考えると、はるかに高額な融資額になります。
民間銀行の場合、社会人学生でも借り入れ可能なものもありますが、教育ローンは学生本人ではなく、その保護者の方を対象としたローンです。
高校や大学の入学費用のために、保護者が利用するケースがほとんどですので、学生の方は利用できないと考えてよいでしょう。
〜 利率と利用使途の違い 〜
利率の方も大きく違っており、消費者金融である学生ローンの場合はほぼ14〜18%前後であるのに対し、教育ローンの場合は2〜3%前後の低い利率に抑えられています。
また、国の教育ローンの場合、母子家庭などの家庭環境によっても利率の優遇されているケースも多いです。
使い道に関しては、生活費やレジャー費としても使える学生ローンとは違い、教育ローンの場合は入学金や授業料などに制限されています。
入学金などを払い込んでしまった後では融資を受けられないケースもありますので、あらかじめ確認しておきましょう。
〜 奨学金との違い 〜
奨学金の場合、基本的には本人が借り入れて保護者が連帯保証人となり、卒業後に学生が返済していくのが一般的です。
一方、教育ローンは学費として借り入れた場合でも、債務者は保護者になりますので、融資を受けた親が返済をしていくことになります。
親が借り入れて、学生が卒業後に返済していくこともあるかと思いますが、よく話し合ってから利用した方がよいでしょう。